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【英語のリスニングを実力アップ】リーディングより極端に弱い人の対策法(2)

イングリッシュプラスの原田です。
前回の記事【英語のリスニングを実力アップ】リーディングより極端に弱い人の対策法(1)の続きです

1では音を聞きとる意味について書きましたが
こんかいはもう一点別の課題について説明します

日本語に訳しながら英文を読む人の盲点

文章を読めば十分に理解できるレベルなのですが、
問題点は、文章を後ろから戻りながら意味を理解することでした。
これは、多くの学校で行われている英語教育法なので
文章を訳すときに、ほとんどの日本人がこの方法をとっています。
つまり、主語の後で枝葉の説明を先にしてから
最後に述部の説明をする方法です。
日本語の言葉の並びと同じように訳してしまうという事ですね
たとえば、
I studied very hard two days ago because there was a test on the next day.
という文書を訳すときは
「私は、次の日にテストがあったので、二日前は必死に勉強しました」としますよね。
学校の英訳のテストではOKです。
日本語では、主語「私は」の述部、つまり「どうした」に当たる部分は
多くの場合、文章の最後に来ます。
ところが英語では、主語のすぐ後ろに動詞がきますね。
ですから、「何をしたのか」という部分を聞き逃してしまうんです。

ではどう読めばよいか?

先ほどの英文が、友人との会話の一部だと思ってください。
”I studied very hard two days ago
because there was a test on the next day.”
さて、これを最後まで聞いて、
文章がすべて頭に残っていますか?
書いてある文章を読むときは
何度でも、確認できますよね。
しかし音はあっという間に消えていきます。
文章を全部聞いて
改めて何を言っているか理解しようとしているから
リスニングができないのです。
「????」でしょうか?
リスニング力をつけるには、
英語を聞いていく端から、
意味のまとまりごとに理解していくことがポイントです。
上の文章で例えてみましょう。
意味のまとまりごとに、始めから順番に理解していくのですから、
I studied very hard → 私は必死に勉強したよ(誰が何をしたかがまず明確になるね)
two days ago → 二日前に
because → なぜなら(フムフム、ここから理由だな)
there was a test  → テストがあったんだ
on the next day → その翌日に

という風に聞いていく方法です。
これは、「サイトトランスレーション」
あるいは、「スラッシュリーディング」
と言われている方法です。
文章の頭から順番に、意味のまとまりごとに理解していく方法です。
これができるためには
普段から文章を読むときに
「スラッシュリーディング」をする必要があるのですね。
つまり
”I studied very hard/ two days ago/
because/ there was a test/ on the next day.”
とスラッシュを入れながら読むのです。
もちろん、これほど細かに分解しなくても理解できる人は、
もう少し長めにスラッシュを入れても大丈夫ですよ。
これまで、英文を理解するときは
日本語の順番どりに訳していたのなら、
ぜひ、この方法を取り入れてほしいと思います。
リーディングするときは、スラッシュを入れながら読みましょう。
そして「読めるけど聞けない」「読めるけど話せない」という
典型的な「話せない日本人」から卒業してしまいましょう。
 
 
 
 

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