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英語で「学問に王道なし」を翻訳すると? また「王道」の意味は?

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英語のクラスの最初にする質問があります
「『学問に王道なし』の王道とはどういう意味でしょうか」
です
この質問に正しくこたえられた人は
残念ながら今までに一人もいません
さて、あなたはどう答えますか?
答えは
「簡単な、楽な道(方法)」のことを指します
ほとんどの方が意外に思われます
英語では
There is no royal road to learning.
そのまんまですね(笑)
なぜ、「王道」が「簡単な楽な道」として使われるのでしょうか?
この言葉はある逸話に由来しています
紀元前300年ごろのギリシャの数学者ユークリッドが、
エジプトの王プトレマイオス1世からこう聞かれました
「もっと簡単に幾何学を学ぶ方法はないのか?」と
それにユークリッドはこう答えました
「王さま、学問に近道や安易な方法はないのですよ」
これを知って、いまどう感じますか?
なぜ私がこの故事をクラスの最初に話すかを説明しますね
本屋さんに行くと
「○○日で英会話ができる」とか
「たった○○個単語を覚えるだけで会話が可能」
「聞き流すだけで会話ができる」
というような本当に魅力的な教材が棚いっぱいに並んでいますね
結局どれを使えばよいかわからないという人もいます
ネットでも、同じような売り文句の商材がたくさん見られます
そういう事を可能にするためには
ある一つの条件をきちんと満たしていることが必要なんです
それは、「英語の基本を理解し、使える状態になっていること」です
それができていれば
あとは短期間でどれくらいアウトプットの量をこなすかです
あなたは中学3年間で学んだ英語の
単語や構文、文法などのうち
どれくらい、記憶に残っていますか?
あるいは、どれくらい使えていますか?
まずは、その基本を使えるレベルにして
そして、あなたに必要な単語を増やす
そうすれば、会話は可能です
まずは基本です
当たり前ですが、基本がなくて応用はできません
海外旅行用の英語表現を覚えたとして
それに返ってきた英語を聞き取ることができますか?
もし英語を学ぶと決めたら、
英語学習にかかる「時間」は覚悟してください
何かをものにするのに、安易な道なんてありません
ただし、楽な道はないけれど、楽しく工夫することはできますよ
じゃ、どれくらい勉強すれば話せるようになるかって?
それは、また次回お伝えしますね
 
 
 
 

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