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2017年春英語民間テストが入試に活用される!英語力のレベルは?

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9月7日付の日経にこんな記事が出ていました。
「2017年の入試から、民間の英語能力テストを
入学試験に活用する動きが広がっている」
これまでの入試に導入している英語テストの多くは、
「読む」「聞く」でした。
それに加えて、新しくなる入試では「話す」「書く」技能を図るのが目的です。
つまり、「話す」能力を試す場になるという事ですね。
「日本人は中学・高校で、これだけ英語学習に時間を使っているのに
英会話ができない!!」
今まで、誰もが不満に思っていたことが改善されて
真にグローバル人材の育成につながるのではないかと
記事を読んでいて、うれしくなりました。
 
今まで、コンスタンスに英検やTOEICを受けている人
そして、そこから更に高い級や点数を取ろうと
英語学習を続けてきた人にとっては
ほんとうに朗報ですよね。
 
■この新方式は今までと何が違うのか
受験生は入試の前に、
TEAP(日本英語検定協会),  IELTS(ブリティッシュ・カウンセル),
実用英語技能検定(英検)、TOEFL(ETS),
GTEC for STUDENTS(ベネッセコーポレーション)などを受け
基準点(TEAPなら280点)を超えていると出願できるようになります
 
「基準点」に関しては、
TEAPのみ記事に記載されていますので、
今後そのほかのテストに関しても
明確な数字が発表されるものと思われます。
ちなみに、TEAPとは、
上智大学と日本英語検定協会が共同開発した英語でストのことです。
 
■なぜ新方式が導入されるのか
英語テストには「話す」という発信能力が含まれています
今、企業が採用試験で学生に求める最優先ポイントは
「コミュニケーション能力」です。
つまり、英語そのものの知識ではなく、
英語でどれだけコミュニケーションが取れるかが問われているのです。
英語で話す訓練をすると、大きなメリットがついてきます
それは「論理的に考える」ことです。
日本人にとっては、「コミュニケーションが苦手」以上に
弱点であり、深刻な問題だと思います。
英語テストの導入を機に
どの辺りをどう克服するかが
次の課題だと思われます
 
■英語の前に(個人的な見解として)
「英語でのコミュニケーション能力向上」は
日本がこれからますます国際的な役割を果たしていくうえで
本当に大事なことです。
しかし実は、現実をぶっちゃけて言えば
日本語でさえコミュニケーションの苦手な人がたくさんいます。
まず最初に、そういう人たちの対応が必要なんですよと
前々から、声を大にして言っているのです。
英語の学びを通じて、単に言葉や文型を覚えることではなく
英語力を上げると同時に学ばなくてはいけない大切なことを
しっかり押さえた英語教育をお願いしたいものです。
 

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